味噌作りにご参考にしてくださった方から、最も多くいただく
質問が【カビ】についてです。
置いてある場所、環境、そのもの(味噌)の様子をまるっと見ないとアドバイスがしにくいのが正直なお返事です。
ですが、まず、カビが生えた時にもし、誰にも聞くことができず、自分で判断しなければならない時、《あなたでしたらどうしますか??》
ここが実は重要です。
味噌に生えたカビ、、、実は一回だけとってもすごいことがありました。
ナウシカの腐海級のモハモハなカビでして、
その時に蓋に使っていた竹皮におそらくカビ菌がついていたのが原因。
どうしようか???と悩みましたが、このカビの元気さだと、
とってもまたカビて来るのが目に見えてました。
結局取らずにいたら、
お味噌が出来上がる頃にはゼラチンの板のようになっており、
ベロリと驚くほど上手に取れました。カビが命と役割を全うしたのです。
上澄みを削って食べましたが問題なかったです。
このお話はたいていお教室でお伝えしておりますが、
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わらじデリではお教室の時に、
二つの選択肢があることをお伝えしています。
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◆少しの量だったら取り除く
◆あまりに元気なカビちゃんだったら、
見守り、カビの命を全うさせる。
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これは憶測での答えですが、
・カビを取り除いても元気にカビが生え続けるようであるなら見守る。
・部分的に生えたカビを取り除き、それで済むようなら取る。
のをオススメします。
また置いてある環境があまりに空気のこもった場所ならば、移動させた方が良いでしょう。
また、白くてカビに似たものは、
タケノコにもよくついているアミノ酸の一種、
チロシンです。気にしなくて大丈夫。
あと、初回の味噌はカビやすい。二回目以降はかびにくいような気もします。
小さなカビは取り除いたらまた空気に触れないようにラップして下さい。
(気になる方はアルコールで除菌してもいいでしょうし、
酒粕をかぶせるのも手ですね。
和紙にホワイトリカーを浸して、味噌が空気に触れないように覆うのも良いでしょう。
考えてみてくださいね〜。)
ベースとして言えるのは、
【気にしないで 安心して下さい】
と言うアドバイスです。^ ^
400人以上の方がわらじデリのお味噌作りにご参加されて、
ほぼ100%の方が成功してますから。
※先日、失敗してしまったかも?!
ご連絡いただいた方がお一人いらっしゃいましたが、中は大丈夫でした。
もともと麹菌は麹カビと言うカビの一種。
今はカビない食品も多く出回ってます(こっちの方がぞっとします;^_^A)。
カビないことより、
《カビること》
にもう少し慣れてみてもよいかもしれませんね。
必要なことしか世界にはありませんから。
ナウシカの腐海も、世界を浄化する為に生まれています。
お味噌が美味しくぐっすり寝て過ごせますように^ ^
わらじデリ
代表 髙山晴代
この中に麹カビがいます。